2023年6月の視覚障害者のつどい(合同のつどい)

2023年6月の視覚障害者のつどい(合同のつどい)

皆様こんにちは。
視覚障害当事者相談員の中村です。
2023年6月のつどいを6月15日(木)にアシスト21の2階講堂で行いました。
普段は2つの会場と曜日に分かれて行っているつどいですが、今月は参加者が一堂に集まっての合同のつどいを当事者32名の参加者で行うことができました。

まずは自己紹介。お名前、お住いの区、「 北九州と言えば 」というテーマで、一言ずつ話していただきました。
戸畑の提灯山笠、小倉祇園太鼓、わっしょい百万夏祭り等のお祭りを始め、皿倉山、若戸大橋、平尾台、小倉城、紫川、和布刈公園等の名所、高塔山のアジサイ、吉祥寺の藤の花、焼うどん、焼カレー、小倉日記などの食べ物、松本清張や松本零士等の著名人、バナナのたたき売り等…「これぞ北九州」を上げていただきました。

続いて情報提供コーナー。
自助グループあいフレンズ北九州より
6月1日に、福津のイオンに当事者14名の参加者で行かれたそうです。
7月13日、ウェルとばた6Bで13時から懇話会。今後の予定を決めるそうです。

その他、視覚障害者生活教室、西部・東部障害者福祉会館での講座等の情報提供を行いました。

その後、きたきゅう体操でストレッチを行い休憩後、いよいよ6月のメインテーマへ。
今回は「漫画ミュージアム」の学芸員の方をお招きし、地域の文化としての漫画についてご講演をいただきました。

① なぜ北九州に漫画ミュージアムができたのか。

北九州博覧祭、とびうめ国文祭等で漫画家の方々にも各種イベントにご協力いただき北九州を盛り上げていただいたとのこと。

② 北九州が育んだ漫画文化。

鉄と石炭と物作りの町北九州。人が集まり、娯楽文化も発達し、文化の中心の1つとなった北九州。また新聞社の西部本社も多く、文字だけではなく、天気図、挿絵、コマ漫画等も必要とされたので、漫画文化も育まれ、漫画家として活躍できる場があった。

③ 北九州が輩出した漫画家について。

新聞社で活躍されプロになられた、松本 零士、関谷 ひさし、ムロタニ・ツネ象 等を中心に紹介いただきました。松本 零士さんの貴重な肉声も聞かせていただきました
松本氏が新聞社での就職を断念することとなり、プロ漫画家になるため上京する際に、関門トンネルを抜けてパット明るくなったのが、あの「銀河鉄道999」の発想のきっかけとなったとのこと。それを思いながら「銀河鉄道999」の主題歌・ゴダイゴの「銀河鉄道
999」を聞くと感慨深いものがありますね。

スライドに映し出されている漫画の内容も学芸員の方が分かりやすく説明してくださいました。北九州の文化を知ることができ、満ち足りた時間を過ごすことができました。

7月のつどいは、通常の19日の水曜日に西部障害者福祉会館で、20日の木曜日にアシスト21で13時から15時まで行います。
メインテーマは懇話会で色々な情報交換ができればと思っています。

なお、参加は事前の予約が必要です。
ご相談、ご質問等ありましたら、視覚障害者支援グループ担当までお気軽にご連絡ください。

きたきゅう体操をしている様子