2019年4月 視覚障害者のつどい報告(訓練士のイギリス研修報告)

皆様こんにちは。
視覚障害当事者相談員の中村 忠能(ナカムラタダヤス)です。
4月18日、ついに平成最後の!視覚障害者のつどいを行ない
ました。

参加者は視覚障害のある方19名、ガイドヘルパー等 同行者11名、
見学2名、プラザ職員4名の計36名でした。

初めに参加者全員の自己紹介です。お名前、お住まいの区、今月の
トピックは新年度が始まったということで、改めて今年度の目標を
発表していただきました。
戦時中に生まれた大先輩からは、年号が令和に変わるということで
「令和を長く健康で生きたい」なんて目標も。
がんばりましょう!!

つどいの情報提供コーナーでお知らせした内容は以下のとおりです。
詳しい内容を知りたい方は視覚障害者支援グループまでご連絡ください。

①あいフレンズ北九州 活動報告と今後の予定
(※主につどいに参加している方の自助グループ)
 ・4月4日 リーセントホテルで豪華なランチ&小倉城天守閣散策
 ・5月9日 情報交換と6月バスハイク話し合い(場所:ウェルとばた)

②プラザ視覚障害者支援グループより
 ・3階の自動販売機の撤去について
 ・公益社団法人NEXT VISIONのサンキューカード
 ・日本郵便 青い鳥郵便葉書の無償配布
 ・福岡女子大学美術館 第3回春の企画展「片山博詞彫刻展」
 ・福祉用具プラザ主催 視覚障害者パソコン講習会 参加者募集
 ・ベアリングに関する研究への協力者募集
 ・2019年度 中途視覚障害者緊急生活訓練(再訓練)の申請と訓練事業
  説明書の説明

つどいの後半は、プラザの三浦訓練士が「平成30年度 社会福祉士・精神
保健福祉士海外研修・調査」でイギリスに派遣された報告を聞きました。

社会福祉士でもある三浦訓練士はイギリスでの視覚障害児・者と支援者
との関わりについて、昨年の11月に約20日間にわたり調査をしました。
研修に行くことになったきっかけ、派遣決定から帰国までの苦労話、
イギリスの視覚障害者福祉、イギリス視覚障害者協会(RNIB)が実施
するTalk and Support事業、失明時アドバイザー(ECLO)の活動、
そして、現地で出会ったおしゃれな視覚障害のある89歳の女性の話、
展示会で見た色つきの長い杖の話 等。
訓練士として現状を考え直すいい機会になった、とのことでした。


写真は報告をする三浦訓練士です。いつになく表情が真剣です(笑)

展示会でゲットしたという、イギリスの大手銀行バークレイズが配布
している、見えにくい方でもATMへの挿入方向が分かりやすいキャッシュ
カードや小切手用のサインガイドも触らせてもらいました。
日本の金融機関でも実施して欲しいサービスです。

施設訪問の合間に体験したイギリスの文化や食事についての話も
興味深かったです。
あ、そういえば、一番有名なイギリス料理である
フィッシュアンドチップスは食べなかったようですよ。WHYミウラ!?

次回のつどいは2019年5月16日 木曜日です。
令和元年一回目のメインイベントは
昨年度もすてきな歌と演奏をしていただいたシンガーソングライター
相川理沙さんによるミニコンサートです。
多くの方のご参加をお待ちしております!

つどいは見学も出来ます。
ご興味のある方はプラザの視覚障害者支援グループにお気軽に
お問い合わせください。