「ケアテックス東京」に行ってきました!

2月13日.14日に、介護機器等の展示会「ケアテックス東京」に行ってきました。

いまだシーズが優先で、誰のために開発したのか、どう使えば活かせるのか、と疑問に思える製品もいくつか見られました。介護現場の人材不足が喫緊課題となっていて効率化を目的とする様々なICT、IoT機器がますます展示会の主役となってきています。

その中でも九州工業大学が開発した「洗える布型離床センサー」が注目度一番だと思いました。血液に反応するため誤作動がないこと、洗えること、どこにでも設置できること、人感センサーとして介護現場のみならず様々な場面への汎用性があること、安価で取得できること等、皆様にお勧めしたい製品だと思いました。(プラザでも展示、試用品として購入を予定します。)

 セミナーも4つ受講してきました。最も楽しみにしたのは、私たちも5年前に介護ロボットをご紹介する企画展のセミナー企画でお呼びしたビーブリッドの竹下康平氏のセミナーです。その時も、ロボット機器ありきではない。何のために、何をしようとして導入するかを明確にしてほしい。と語られました。その大原則は今でも大切なキーワードとして今回も伝えておられました。課題解決型、目標志向型、いずれにしても『業務改善活動の徹底』がスタートとなり、機器活用のために必要な組織づくり、教育、育成が並行して求められると学びました。

 厚生労働省老健局から、介護サービス事業(施設サービス分)における生産性向上に資するガイドライン「より良い職場・サービスのために今日からできること(業務改善の手引き)」がA4版61ページで平成31年3月に発行されています。最初触れた時は、えっ厚労省がわざわざこんな手引書を示してくれたの、と驚きでしたがとても良い内容でした。ありがたいことです。介護現場の皆さん、ぜひ活用してみてください。お勧めです。

 赤字の2つ、ネット検索してぜひご活用下さい。